今別府さんが降臨した前回からの続きです。
→ここは塗るのか、塗らぬのか? マンションリノベーション・塗装編
そもそもなぜ今別府さんが降臨したのかを、かいつまんで説明しようと思います。
着工前から、躯体は塗装で仕上げようとザックリ考えていたんですが
新設間仕切りはどうする?
塗装前提の間仕切り壁は何で作るのか、施工会社の社長と打合せしながら尋ねてみました。
「ん~、石膏ボードやね。」
「塗ると漆喰みたいな質感に仕上がるけど。」
「ボコボコしてる方がいい?」
「じゃあ凹凸のある材料使いましょか、例えば・・・」
ここでたぶん私が口にしたんですね、OSB(OSB合板)とか?と。
「そうね、OSBもザラザラしておもしろいよね。」
「うちの事務所もOSBにクリアかけてるんですよ。」
「そのまま(素地)でもいけるしね。」
ソノママデモイケルシネ・・・
ここでボタンの掛け違いが起こったんじゃないか、思い返せばそんな気がしますよ。
監督が確認の電話を入れたとき、返ってきた言葉を聞いて確信しました。
作品名「ここ(OSB合板のところ)は塗らへんて聞いとったんすけどね!?と首をかしげながら社長へ電話をかける監督の画」Photo by おおにし
「え、塗るの?なら最初から言ってくれたらいいのに?」
言ったがな、最初から。笑
といういきさつから、今別府さん降臨に至ります。
→ここは塗るのか、塗らぬのか? マンションリノベーション・塗装編
ふたを開ければ、OSBという言葉だけしか共有していなかった
謎のOSB合意
に基づき、リノベーション工事は進んでいったのだと思われます。
最後の最後まで、誰も気づかなかったという
いちばんあかんパターンのやつ
ですね。
ということで、塗ってもらいました。
完成予定日前日、切迫感が炸裂する現場(トップの画像)と
下地の凹凸感がしっかりと出た、塗装済みの壁面。
この質感を目指してOSB合板を選択したんじゃなかったっけ?
意思の疎通を図れなかった二人(社長&大西)の、微妙に悲しい結末でした。
さあ、工事終了目前です。
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