「店舗装飾工事・レストランのインテリアデザイン ―ダイナミックな空間演出―」こちらの完成をアップする前に、同じ空間内で同時進行していた、京都のロックな絵師・Ki-Yanこと木村英輝先生とスタッフのみなさんによる、壁画制作の様子をご紹介しようと思います。
広い店舗の中で、特に空間が間延びして見えやすかった大部屋と宴会場には、小手先の装飾ではなく、壁面そのものをアートとして仕上げる”壁画”を、クライアント様へご提案しました。
自分が知らないものはご提案することさえできませんが、数年前、偶然にも神戸のとある飲食店で、その壁画を鑑賞しながら友人と何度か食事をしていたことから、広い空間への映え方と、強いインパクトを知っていたのは幸運でした。
制作日数は5日。
エントランスホールの着工と同時に、木村先生とスタッフのみなさんによる壁画制作がスタートしました。
まずは大部屋から。勝手に遠慮して遠巻きに眺めていたのですが、どうぞどうぞ、写真も撮っていいよとのことで、ほぼ密着状態で撮影。
まず木村先生がチョークで下絵を描かれ、その線をスタッフのみなさんがなぞっていかれます。右は奥様です。
スタッフさん全員で線をなぞられる中、全体を見て一部描き足しをなさったり。
チームワークすごいです。
あっという間にどんどん進みます。そのスピードに少し驚きました。
木村先生はもうこの場を離れ・・・
宴会場の壁面へ下絵を描かれ始めました。手に持たれているのは、ご自身のスケッチ。
本物通り忠実に描かれるのが木村先生の絵なのだと、事前にスタッフの方から伺いました。
ここに描かれているのは稲ですが、現場に本物の稲も持って来られていましたよ。
大部屋は奥様おひとり作業中。
2名のスタッフさんは宴会場へ移り、サクサクと線をなぞり中。
奥様合流。
作業中の写真をつなぎ合わせると、完成までの動画がパラパラまんがのように、たぶん再現できます。
色の選び方、塗り方、モチーフについて、現場について。
あれこれ投げた質問に、詳しく答えてくださった武田さん(中)です。
そのころ木村先生は、トンボの羽根の仕上げ中。
「あんまり細かすぎるとあかん、面白くない。バランスがな、難しい。」
サインが入りました。
宴会場は、とても鮮やかに彩られてきました。
間近で見る躍動感は格別です。
女性の絵のモデルは、スタッフのみずほちゃん(左)なのだそうです。
宴会場は2面の製作をお願いしましたので、かなりの面積になります。
こちらもサインが入りました。
エントランスホール着工と同時にスタートし、同時に完成。濃密で貴重な5日間でした。
完成は改めてアップしますね、どうぞお楽しみに。
◆『リフォーム&リノベ―ション インテリアコーディネーター名鑑 2017』へ掲載していただきました。
◆『リージェンシーにモダンと毒を』 世界にひとつの自分らしい家づくりを応援するWEBマガジン・イエマガ「海外ドラマの間取りとインテリア」へ執筆させていただきました。
◆ただいま、リフォーム・リノベーション・新築内装プラン等、インテリアデザイン/コーディネートの新規ご依頼は2件お受けできます。
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