少し前のこと、久しぶりに着物を着る機会に恵まれました。
今年の夏はバタバタとしていて着る機会を失い、昨年あつらえた夏着物は箪笥にしまったまま。
でもまた来年の夏に着よう、そう思えるのが着物の良いところです。
洋服だと流行が早いので、2年3年と持ち越すのはなかなか難しいことも。
高砂ショウハウスのオープンに伴って、時間的な都合で着付けのお稽古には行けなくなってしまったのですが
着物の楽しさを教えてくださった素晴らしい先生との出会いのおかげで
着物がハレの日だけの特別なものではなくなったことは、私の人生の中でも大きな喜びのひとつです。
着物を着るときは、前日までにコーディネートを済ませて、小物も道具も全て用意して、当日は、”着付けるだけ”の状態にしておくのよ。
ずっとそう教わってきたのですが、
この日は当日の朝に慌ててコーディネート、あれ道具はどこだったっけ?その前に長襦袢はどこいきました?
というマイナススタートだったので、よく準備が間に合ったものだなと思います。
このコーディネートをフェイスブックに載せたところ、「らしい」とコメントをいただき
ああやっぱり鋼鉄系イメージなのねと、改めて自分を見つめ直してみたり。
帯上げのコーディネート中。
大きな声では言えないけれど、実は帯上げにカーテン生地を使うことがよくあります。
着物、帯、帯締め、帯上げ、それぞれパーツを単品で見ると素敵なのに
合わせてみるとなぜか垢抜けないとか、自分の雰囲気に合わないとか、想像と違う仕上がりになったりとか、
そんな着こなしの奥深さとインテリアのコーディネートは相通じる部分がとても多く、感性を磨く良い勉強になります。
着付けの技術は会得しましたが、粋な着こなし方はなかなか難しい。
時間を作って、また先生のもとへ習いに行きたいなと思っています。