予約の取れない人気サロン様のお悩み
2020年にデザインと施工・設営をさせていただいたSalon du origin ~起源~様。
2年半という短い期間に、リピートのお客様がみるみる増えていかれ、なかなか予約の取れない人気サロンとなられております。
⇒大阪市北区 Salon du origin~起源~
とても喜ばしいことであると同時に、人気サロンならではのお悩みが大きくなっていかれました。
まず、予約が取りにくいという状況を、オーナー様がとても心苦しく思われていること。
また、連日盛況であるために、別の場所にある事務所へ戻られる余裕がないこと。
スタッフ様の出入りも多く、隙間時間にサッと仕事をこなすスペースがないことが、お忙しいオーナー様の時間を圧迫していました。
ほどなく、同ビル内に新サロン立ち上げを決められたのは、必然だったのかもしれませんね。
要マルチタスク空間
ありがたくも再びインテリアのご相談いただき、新サロンのデザインと施工・設営を担当させていただきました。
新サロン『Salon du origin “cielo” ~天空~』は、オーナー様の執務室を兼ねており、施術の他に、スタッフ様との会議やセミナー、ライブ配信などにも使用されるため、マルチタスク用の空間作りが最優先課題でした。
あらゆるシーンに対応する空間は、得てして単調な印象になりがちです。
デザインを尖らせたり、特定のイメージを色濃く演出したりすることで、用途に制限がかかったり、事業コンセプトからずれた空間になったりしてはいけないので、どうしても無難な見た目になってしまうのです。
シンプルな中にオーナー様のイメージを反映
新サロンは、シンプルを基本とする中に、オーナー様の凛とした美しさと潔さをリンクさせ、エアリーな透明感をデザインしました。
そして、上質さと品の良さを感じられるよう、厳選した少なめのインテリアエレメントを余白を持たせて配置しました。
空間中央にあるテーブルは、多数のPCやライブ配信用機材をスマートにつなぐことのできる仕様になっており、傷のつきにくい天板を採用。接客の際にはシンプルで美しいテーブルとして、カウンセリングに使用していただけるよう配慮しています。
状況に合わせて空間をフレキシブルに使いこなしやすくするため、施術エリアは質の良いファブリックでオリジナル制作した衝立で区切りました。セミナー会場として使用される際、女性スタッフ様でも簡単に移動できるよう、軽量仕様としております。
執務室は半透明樹脂を採用した可動式間仕切りにより、明るさを確保しながら自由に開閉可能。
オーナー様おひとりではない時にも、集中して仕事に取り組んでいただくことができるようになっています。
天空のように
知的空間の演出に欠かせないアートは、新サロンのシンボルカラーに合わせて、オーナー様に色をご指定いただきました。
Salon du origin “cielo” ~天空~とつけられた新サロン名通り、限りなく発展していかれますことを心よりお祈りしております。