兵庫県立高校特別授業
兵庫県立小野工業高校生活創造科にて、選択科目『リビングデザイン』を選択する2年生22名に、去る1月30日、31日の2日間に渡って特別授業のインテリア実習を行い、講師を務めました。
弊社が学区近隣に活動拠点を置くご縁から依頼をお受けし、今年で4年目の登壇になります。今年度は授業数が2コマから4コマへと増枠され、学校現場の「住教育」でお役に立てることに手応えを感じています。
インテリアコラージュづくり
この授業では、内装材や商材カタログを用い、自分の『好き』を集めてプレゼンボードに表現する、インテリアコラージュ作成の実習を行っています。
実は、講師をお受けした初年度、”インテリアコーディネート実習”を行ったのですが、インテリア商材に触れるのがほぼはじめての生徒さんたちにとって、いきなりのコーディネート作業はやや難度が高く、時間内の完成が難しかったため、次年度から少しハードルを下げることにして現在に至ります。
この授業では、「選ぶ」「組み合わせる」「表現する」という一連の作業を通じて、自分の暮らしを作る楽しさを体験し、「住」を探求する意欲につなげたいと考えています。
事実、この授業を体験した卒業生には、建築インテリアを進路に選んだ生徒さんもいるそうで、先生からお話をうかがったときはとても嬉しかったです。
インテリアは楽しい
多様性社会において、昨今、住の在り方はますます煩雑化しています。業者から供給される住宅に暮らしを合わせるのではなく、質の良い暮らしを自分で作っていく力が求められ、そのためには学生のうちからの住教育が欠かせません。
未来のある高校生だからこそ「箱(家の外側)」だけでなく、「暮らし(家の内側)」に興味を持ってもらいたい。インテリアの楽しさを知ることは、その取っ掛かりとして最適だと思います。
何よりインテリアは楽しいもの。感性のまま自由に表現する楽しさを存分に味わってほしいと思います。
完成作品紹介
今年度は、完成した作品をプレゼンしてもらう時間を設けました。
言語化が難しい、喋るのが恥ずかしい等々、秒で完結するプレゼンが多かったですが、授業としてのキレがよく、私もそれぞれの作品とプレゼンに寸評を書いて終了とさせていただきました。
今年も力作がたくさん完成しました。これから社会を担っていく生徒さんたちの活躍を願っています。
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