一瞬だけ素っ裸になった現場には、新たなライフラインを整える準備が施され
早速大工さんが入ります。
同時に材料も運び込まれます。
それはもうサクサクと。
大工さんによる造作が始まると
日に日に表情が変わっていきます。
それこそもう、あっという間に。
”気”が変わってくるのは、だいたいこのあたりからです。
人の出入りが増え、新しい材料が入ってくることでだんだんと生気が増し、伏せていた目が少しずつ正面を向いてくる感じ。
この”気の変化”を人へ説明することの難しさを、ずっと感じてきたのですが
五感のうち、メインで使っている視覚・聴覚・触覚のどれが優先されるかは
人によって異なるのだということを実は最近知りまして
私は触覚優先タイプで、物事の理解方法が基本的に「感覚」なのらしく
同じ触覚さんにはスッと伝わるのですけれども
目に映るもの重視の視覚さんと、聴こえる音重視の聴覚さんからすると「はぁ?」となるそうです。
脳みそもね、男女の違いに加えてさらにあれこれタイプがあるのなら
お互い完全に分かり合おうなんて、土台無理な話なのかもしれませんね。
はなからそう思っておくと、無用な衝突は回避できそうです。
そんな中、この人の言ってること分かるわと
共感しながらこのブログを読んでくださっている方、
すごーく分かり合えるかもですよ、私たち。笑
脱線しました。
特に商用物件ですと、その空間と同じような気を持った人が集まってきますので
どよんと淀んでいたりすると、やはり良くはないのです。
リノベーションの場合、”気”を変えてあげることは、デザインと並んでとても重要かと思います。
では、次回もどうぞお楽しみに!