「ツール」と「目的」の違い
とあるプロジェクト会議へ、春先から参画させていただいています。
そこでご一緒している建築家さんが同じ考えの方だったので、再び堀り返してみました。
⇒「ツール」と「目的」を混同しないことの重要性
空間はツールである
空間の構築は、あくまで目的を達成するためのツールです。
「空間をどう作るか」に焦点を絞るべきではありません。なぜなら、本来の目的がブレてしまうからです。
空間は目的から逆算してデザインすることで、はじめてツールとして活きてくるものです。
びっくり水
会議や打合せの場は、空間の完成があたかも目的であるかのような雰囲気になることがあります。
お客様の貴重な時間を空盛り上がりで使い切ってしまわないよう、びっくり水(差し水)を差すこともときに必要で、わたしはそういった立ち位置へ常にいるように思います。
誰に何をどう売るか
目的、つまり「誰に何をどう売るか」が事業でもっとも大切な部分ですから、通常ここを丁寧にヒアリングしてからデザインに着手する流れになるのですが、今回のように、コンセプト策定段階からお呼びいただけることもあり、こういった場合は構想や背景が見える分、プロジェクトがうまく運びますようにとの思いがいっそう強くなります。
良い結果を得ていただけるよう、びっくり水を片手にお手伝いできれば、と切に思っています。
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