DNP(大日本印刷株式会社)さんによるマンションインテリアセミナー【DNP Design Days 2019 Autumn in Osaka】
前回はマンションインテリア調査についてのレポートでした。
→【マンションインテリアセミナーレポート】1990年代からのトレンド変遷
今回は2.ライフスタイルから読み解くホテル&商空間デザイン、中でも特に興味深かった『ライフスタイルトレンド』についてのレポートです。
2.ライフスタイルから読み解くホテル&商空間デザイン
JoMO
アメリカで話題の、「Joy of Missing Out」の略。
デジタルデトックスによって、見逃してしまう情報を楽しもうといった意味。
スマホを眺めて費やす時間は、自然の中に身を置くこと、家族や友人との会話を楽しむことなどに使える。
常時ネットにつながっていなければ取り残される、情報を取り逃がす、というのは恐怖ではなく、むしろ喜びに通じているという考え方。入口にスマホ置き場を設けているマクドナルド、スマホを一度も見なければ割引サービスを受けれられるレストランなど、デジタルデトックスを推奨する取組みがすでに始まっている。
バイオフィリックデザイン
バイオフィリアとは、「人には自然とつながりたいという本能的欲求がある」という概念のこと。
1984年にアメリカの生物学者エドワード.O.ウィルソンによって提唱された。オフィスにバイオフィリックデザイン(自然環境の組込み、緑化など)を導入することで、生産性や創造性、幸福度が増す傾向があり、業務の効率化や質の向上、また従業員にとっての働きやすい環境づくりが可能。
”自然”とは、光と影、水や風のゆらぎなど自然界という意味で、水・風・光・音・植物など、自然を五感でとらえられる空間が求められる。
4つのライフスタイルトレンド
1.「サスティナビリティ」すべての生命や自然が持続可能な取組み
2.「エシカル(消費)」人や社会、環境に配慮して作られたモノを買う
3.「ビーガン」動物の生命を奪わないという意味での完全菜食主義 世界的に増加傾向
4.「サブスプリクション」一定期間の権利に対してお金を払うビジネスモデル(サブスクライフ)
簡単にまとめてみましたが、欧米人の意識はずいぶん高いんだなと思いますね。
日本はまだ遅れている感が否めませんが、追っていく先のライフスタイルを先に少し覗きにいってきたような、そんなセミナーでした。
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