サン・パウ病院の正式名称は「サンタ・クレウ・イ・サン・パウ病院」、世界遺産に登録されています。
私たちのちょうど背後が、正面のゲートです。
この日見て回った4つのうち、2番目の建物。
突然なんだ?と思われた方、こちらもどうぞお読みください。
→インテリアコーディネーターは国境を超える!?嬉し恥ずかしスペイン・バルセロナ!
→【サグラダファミリア編】インテリアコーディネーターは国境を超える!?嬉し恥ずかしスペイン・バルセロナ!
そしてクルリと180度向きを変えると、
ほら、背後にサグラダファミリアが!
このふたつの建物は、ちょうど向かい合う位置関係にあります。
左から、田部亜紀さん(広島)・横山玲子さん(埼玉)・笠原利恵さん(東京)・中村真理子さん(大阪)・大西
日本フリーランスインテリアコーディネーター協会/JAFICA所属のみなさんです。
近い距離ではないですが、じゅうぶん歩けるんですよ。
いろんなお店やカフェが建ち並び、眺めながら歩いていると楽しいです。
サン・パウ病院の設計者、リュイス・ドメネク・イ・ムンタネー氏に師事していたのが、ガウディなのだそうです。
年齢はさほど変わらない2人ですが、師弟関係だったのですね。
氏は当時、ガウディを上回る人気を誇ったといわれる巨匠です。
氏はガウディの才能に嫉妬し、サグラダファミリアと相対し、かつ見下ろせる位置にこの病院を作ったのだという現地情報を耳にしました。
たしかに、サクラダファミリアからサン・パウ病院までは、緩やかな登坂が続きます。
人の才能に嫉妬ですか、偉大な巨匠も人間らしいといいますか、
意外とちっちゃいのね(こら!)。
が、対抗手段のスケールの大きさは、さすがケタ外れです。
「病院へ行くよ」と言ったとき、息子が怪訝な顔をしましたっけ。
現在は病院として使われてはいません。
この病院、すごく広いんです!
奥にこれだけの建物が控えていて、一部はイベント会場などに使われています。
全てを見学することはできないのですが、逆にその方が良いかも。
全部見て回ったら半日はゆうにかかりそうです。
ここは各病棟をつなぐ地下の廊下。
受付とセキュリティチェックを済ませると、まずこの通路を通ることになります。
清潔でひんやりとした無機質さ、病院らしい雰囲気ですね。
仕上げはタイルが基本だったのでしょうか、
そこかしこにタイルが多用されています。
天井にも!
へえータイルってどこにでも使えるものなんだねぇ、と
キョロキョロしながら階段を上って、病棟へ向かいます。
ジャーン!
総タイル貼ではないけれど、ほぼタイル貼の病棟内です!
「こんな曲面に」「天井広いのに」「役物(平らではないタイル)あるの」「(職人さんの)首痛そ」「(高所作業が)怖そ」
口から出る言葉は、みなさん少しずつ違うんですが、
たぶん同じ状況を想像しています。
施工時ですね。
タイル?瓦?
スパニッシュな色使い。
病棟の外観です。
こちらの内部は公開されておらず、外観のみの見学です。
下部へご注目!
半地下構造になっています。
広大な敷地だということを実感する中庭です。
この日はファッションショー的なイベントが開催されていました。
上に掲載している入り口正面の建物が、管理事務分館という建物です。
ここは一番見応えがありました。
パステルピンクのタイルが張られた天井へ、まず目を奪われます。
装飾がゴージャスで、色使いも柔らかく華やか。
大広間の巨大な額絵の下に、ちょうど6脚の椅子が並んでいました。
迷わずちんと座り、スマホを見たり調べものをしたり・・・ものすごい「素」の状態です。笑
2階は礼拝堂になっていて、こちらは祭壇です。
ムンタネー氏は、「花の建築家」とも呼ばれていたそうです。
そう思いながら見ると、実際に花のモチーフが多用されていることに気づきます。
事務分館2階の窓からの眺めです。
正面にサグラダファミリアが見えますね。
氏は何を思いながらこの窓辺へ立ったのでしょうか。
次回は、カサ・ミラをご紹介します。
→インテリアコーディネーターは国境を超える!?嬉し恥ずかしスペイン・バルセロナ!
→【サグラダファミリア編】インテリアコーディネーターは国境を超える!?嬉し恥ずかしスペイン・バルセロナ!
◆ただいま、新規のご依頼は3件お受けできます ※随時更新※
◆お問合せはこちらからお願いいたします
経営者のみなさま、空間意匠にお困りではありませんか?
事業用空間、商業用空間のブランディングは、ジオインテリアワークスへご用命ください。
お客様のビジネスシーンに最適なインテリアデザイン/コーディネート/スタイリングと
それらに付随する各種サービスをご提供しております。
◆ホームステージングサービスをメニューへ追加しました
→Home Saging ホームステージング
◆転職または未経験からインテリアコーディネーターを目指す方へ向けて書いています
→インテリアコーディネーターとして仕事をするということ