岡本太郎の、実質的な妻である養女、岡本敏子。
ひたすら夫を愛し熱く生きた彼女は、数々の名言を残しています。
冒頭の一節も、そのひとつ。
例えばもし、明日死ぬといわれたら。
私ならきっと
本当に大切なものだけ残して持ち物を処分し、家を丁寧に磨き、愛情を込めてごはんを作る。
弟は覚えていないと思うけれど、「アンタが赤ちゃんのとき、蹴ったりしてごめん。」と謝っておく。
この夏、知床半島へ行っておけばよかったと、少し後悔する。
子供たちへ、どれほど大切で愛しく思っているかを、ありったけの言葉で伝えて、二人をしっかりと抱いて眠る。
決してガミガミクドクド怒ったりしないし、手帳を睨みつけて来週の予定を確認したりしない。
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一週間後に世界が終わると言われたら、あなたはこの瞬間からどう生きますか?
したいことをして、行きたいことろへ行き、見たいものを見る。
触れたいものに触れ、会いたい人に会って、伝えたいことを伝える。
そして、したくないことは一切せずに、ただ心の声にしたがって
残された時間を、大切に丁寧に生きようとするでしょう。
それがあなたの、本当に望んでいることなのではありませんか。
今この瞬間を、どうか大切に生きてください。
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素敵な夜を。