アーコール(Ercol)社は、家具デザイナーのルシアン・アーコラーニによって、1920年イギリスで設立された老舗家具メーカーです。
さまざまな家具を製造している中で、絶大な人気を誇るのがチェアなのです。
イギリスのファッションデザイナー、マーガレット・ハウエルが2種類のチェアの復刻を申し入れ、2003年に実現したことで再び人気に火がつき、日本でも有名になりました。
この2種類のチェアは、スタッキングチェアとバタフライチェアだといわれています。
アーコールチェアの最大の特徴は、蒸気によって木材を湾曲させる「曲げ木」です。
曲げ木は、一本の棒状に切り出した木を蒸して柔らかくしてから曲げる技術なのですが、これによって、従来のような削り出しでは表現が難しいとされた、しなやかな曲線を描くことに成功しています。
木の繊維を断ち切らないため、粘りがあって頑丈なことも、大きな特徴のひとつです。
画像が荒くて申し訳ないのですが、ブランドロゴがかろうじて残っています。
高砂ショウハウスがご紹介するのは、ひじ掛けつきの少し大ぶりなウィンザーチェア。
ゆったりとくつろいでいただくのにちょうど良いサイズ感です。
一脚で絵になる曲げ木のイスを、ご自宅にいかがでしょうか。