NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」に出てくる坂東家のお屋敷には、神戸・垂水にある「ジェームス邸」(神戸市指定有形文化財)という建物が使われていました。
ここはもともと、アーネスト・ウイリアムス・ジェームスという旧貿易商の自邸で、現在は婚礼施設兼フレンチレストランとして運営されています。
住居表示には使いませんが、この辺りを含めた山一帯を「ジェームス山」と呼びます。
「家どこ?」
「ジェームス山。」
こういう会話が、神戸では普通に成立します。余談でした。
さて、インテリアコーディネーター協会会員の皆さんと一緒に、神戸市垂水区・山桃荘を訪ねる前、このジェームス邸でランチをいただき、館内見学を堪能してきましたので、その様子と写真をアップしようと思います。
→心に響く秀逸のインテリア ー神戸・山桃荘ー
重厚な門構えです。
表札「JAMES-TEI」。
降り立った瞬間から、みんなすることは一緒ですから。
示し合わせたように同じ姿勢で、はい撮影撮影!
クリーム色の土壁や丸みを帯びた玄関のポーチ、橙色で円すい形のスペイン瓦葺。
スパニッシュ様式の瀟洒な建物、本館入口です。
ウエイティングルームです。
内装は英国風の意匠が凝らされ、大理石の暖炉や高い板張りの壁など重厚な雰囲気が漂います。
食事の前に、まずこちらへ通されます。
天井や照明器具の細工も、うっとりする美しさ。
こちらがロビーです。「THE・洋館」ともいうべき荘厳さ。
色の対比がドラマチックですね。
ここで撮影していただいたのが、トップの写真です。
食事は2Fの個室へ通して頂きました。
抜群の眺望と美しいテーブルセッティング、もうみんなテンションMAX!
食事が始まるまでじっとしているわけがなくて、室内あちこち、バルコニーに出てあちこち、はい撮影撮影!
食事の方は、メインのローストビーフと
デザートの写真だけ載せておきますね。
後方に見える黒いつぶつぶは、炭塩(すみしお)です。
窓からの眺望。
この日は清々しい快晴で、最高の眺めを堪能できました。
これは窓からニョキっと腕を伸ばして撮影した写真です。
右下に見えるのは、ガラス張りのチャペルですね。
こちらの写真も後に載せました。
この斬新な建物は、大宴会場。
チャペルも大宴会場も、後から新設されています。
穏やかな瀬戸内の光景です。
神戸は南が海、北が山という地形で、しかも海も山も常にはっきりと見えているので、方向を瞬時につかめるんですね。
大阪に行くと方向が分からないという人、多数。笑
私だけじゃなかった、よかった・・・。
ランチをいただいた個室です。
中途半端なアングルですが、シャンデリアと窓の、品良く瀟洒な感じが伝わりますでしょうか。
テーブルが美しいうちに撮影していただきました。笑
右手前の方が、私の弾丸友達・上村さんです。
山桃荘見学ツアーの参加を募ったときも、即決即断!
→一般社団法人 日本フリーランスインテリアコーディネーター協会設立記念パーティ@学士会館
さあそして、食事を終えた後は展望台へ上ります。
(本館に展望台があるんですよ!)
いきなり現れた螺旋階段、もうこれは反則でしょう。
どう、このカッコよさ!?
心の準備ができていなかった。笑
この質感!
なんと美味しそうな・・・!(ヘンタイではありません)
展望台の照明器具。
小さいくせに凝ったデザインが憎いです。
そして床。
ランダムに、そして完璧に貼り尽くされた、こんな美しい床なんて、あり?
何を見ても大興奮の展望台、ほんと反則ですよこれは。
おまけに望遠鏡から見える海が、感動的美しさ。
「わ、めっちゃキレイ!すごいすごい!見て見てー!」
海は珍しくないはずなのに、やたらとはしゃいでます。
実は、もうみんな見た後だったんだって。笑
と、意表を突く充実っぷりの展望台を後にして、ロビーへ戻ります。
迫力満点の3連ステンドグラス。
ダイナミックに活けられた生花の周りは、とても良い香りが漂っていました。
さあ屋外です。
ガラス張りのチャペルへ向かいます。
快晴でしたが気温は低くて、お昼時でも日陰には分厚い氷が張っていました。
人影は、たぶんその分厚い氷を見ている2人。
チャペル内には入れませんが、全面ガラス貼りですから十分です。笑
抜けるような解放感!
海に向かってガラス貼りで作られたチャペルが、やはり神戸は多いですね。
「ここで結婚式挙げたら?」
「挙式代、5,000円ずつ出すよ~♪」
「あたしたち、ガラスに張り付いて見守っとくから!」
参加メンバー唯一の独身会員さんを捕まえてワチャワチャと。
関西のおばちゃんは、どうしてもこんなんなるね。笑
セレブが住む海外の邸宅のような構え。
反対側からも撮影。
完成した 1934 年当時、スパニッシュ様式の建物が阪神間の邸宅に多かったのだそうです。
こちらがジェームス邸本館の全貌です。
キャッキャいいながら歩く姿は、まるで遠足。笑
見どころ満載のジェームス邸を後にして、山桃荘へ向かいました。
山桃荘の様子はこちらをご覧ください。
→心に響く秀逸のインテリア ー神戸・山桃荘ー
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