オペラ座の舞台裏に密着したドキュメンタリー映画、「新世紀、パリ・オペラ座」を観ました。
正直なところ、よく分からない!(超ごめんなさい)
行ったことないんだもの、オペラ座。
なにがよく分からないのかというと、特定の誰かにスポットを当てているのではなくて、まるっと”オペラ座”のドキュメンタリーだからなんです。
シーンが次々と(つまり人も次々と)入れ替わるため、時系列の理解が難しいのと、ナレーションなしで淡々と進むので、何のどの件だったっけ?と考える時間がたくさん必要・・・つまり私の脳みその問題っぽいですね。(超ごめんなさい)
分からないので書くのやめようと思ったんですけど、何も感じなかったかというとそうでもなく、なので勝手に感想を述べてみます。
オペラ座総裁のステファン・リスナー氏は当初、映画撮影に乗り気ではなかったそうですが、彼を口説いてオペラ座隅々への密着撮影にこぎ着けた監督の手腕がまずすごいなと。その密着具合から、最初フィクションだと思っていたくらいです。
が、経営に関する政治的なやり取りもホンモノらしい。
「テロに対する最良の答えは上演を続けること」
テロによる襲撃で閉館していた劇場が再開する際、オープニングの挨拶で、氏がそう語るシーンはジーンときました(ダジャレじゃないです)。
ロシアの田舎出身のミハイル・ティモシェンコがオペラ歌手として磨かれていく過程のもっと前、「選考に通りました、パリに来れますか?」という電話を受ける瞬間はドキドキし、実力不足に落ち込むシーンは一緒にションボリしました。
おばちゃんどう励まして良いのか分からないわ、という。
「もっと怒って!」「怒りを音に出してごらん!」
何度も同じ箇所を練習させられる子供の憮然とした表情。
「やってる。」
オペラ座で演奏するという経験が彼らの人生にどれほどすばらしい影響を与えるか、それを十分すぎるほど理解している指導者たちと子供たちとの温度差はなかなか埋まらず、こういうことって教育現場で普通にありそうねぇ・・・と共感したり。
世界有数の指揮者や歌手はやはり普通の人ではなくて、取り扱うのが難しい非常に特殊な感覚を持っているのだそうで、そういう人たちが淡々と粛々と自分の仕事をこなしているシーンが、それこそ淡々と流れる続けるわけなんですが、ドラマティックに仕立てられていない分、その姿にはとてつもない凄みがありました。
半面、公演直前に歌手が病欠したりとか、急遽代役に抜擢された歌手の戸惑いようだったりとか、どこでもあるある~がオペラ座でも。
最高が当然という世界で生きる人たちの、ストイックさと生々しさの両方を垣間見たような、そんな感じ。
とにかくドタバタと展開が早いんです。
劇場の裏方さんとか他にも多数の人びとが登場して、それはそれで別にじっくり観たいんだけどそれは許されない。
一つのシーンに感じ入る時間がないため、感想といってもこの程度のお粗末さ。(超ごめんなさい)
で、どうなの?と聞かれたら
観ることをおススメ。
たぶん観る人によって、気持ちの入るポイントが全く違うんじゃないかと思います。
観にいってみてください。
そして私にこの映画を解説してくれる人、若干名募集!
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