大阪中之島美術館へ
特に造詣が深いわけでもないのに、無性に芸術に触れたくなるときがあります。おそらく心の栄養が底をつきかけているのかな、と。
そんなときは無理にでも栄養補給の時間を作る方が、あとあとあとを考えても良いので、早足で中之島美術館へ行ってきました。
独特の静謐さ
美術館の中は独特の静謐さが漂っていて、そこにいるだけでも気分が凪いでくるのが分かりました。
創造のエネルギーに触れる
アートは、芸術は、よく分からないから、とおっしゃるお客様は少なくありませんし、実際わたしもよく分かってはいません。でも、頭で理解しようと努める必要はないように思います。
アートは、デザイナーの成果物とは性質が異なるんですね。アーティストの心や感性が目に見える形で表現されたものだから、ただそのエネルギーを純粋に感じればいいのかな、と思います。
理由は分からないけれど惹かれる作品があれば、わたしはこの作品の何に惹かれるんだろう、と掘り下げてみるきっかけにもなります。つまるところ自分との対話、ということになるのかもしれないですね。
やっぱりリアルで見ないとね
中之島美術館に行ってきた、とSNSに投稿すると、私も行ってきた!という知り合いの方から「やっぱりリアルで見ないとね」とコメントをもらいました。
そう、そうなんですよね。造形を眺めるだけならどんな媒体を通してでもいいのですが、エネルギーに触れるという意味では、やっぱりリアルでないと無理かなと思います。
コロナ禍の中、大きな声でお勧めするのは気が引けますが、心が乾いているなと感じたら、密を避けてひっそりと行ってみてください。