バルセロナでは時間の許す限り、ガウディ作品も見に行ってまいりました。
→インテリアコーディネーターは国境を超える!?嬉し恥ずかしスペイン・バルセロナ
今回のプロジェクトは未成年の子供の同伴が許可され、私の息子も帯同させて頂いています。
写真にちょこちょこと出てくるかもしれません、どうぞご承知おきください。
ではまず、天高くそびえ立つサグラダファミリアからご紹介しようと思います。
地下鉄サグラダファミリア駅を出てすぐ、
ドドーン!と目の前に現れます。
本でもテレビでも何度となく見たことのある、あの建物とたしかに同じ。
でもその場所で、その場の空気とともに見ると、まるで別物のように感じます。
その迫力、エネルギーに圧倒されるんですね。
身震いしました。
世界遺産に登録されている「生誕のファサード」。
日本人彫刻家・外尾悦郎さんによる彫刻も数多く含まれています。
日本語の音声ガイドを借りられるので、各場所ごとに何度でもじっくりと説明を聞くことができます。
生誕のファサードだけでも見どころが多すぎて、なかなか切り上げることができません。
蔦の場がモチーフの「慈愛の門の扉」も、外尾氏が手掛けたものだそうです。
見れば見るほど、吸い込まれそうに。
キリスト生誕と、祝福する天使たちの像。
私たちは、まず生誕のファサード側エレベーターで上まで上がるコースを選択しました。
事前予約制でエレベーターに乗る時間は厳守ですが、その後は階段を降りながら各自のペースで見学することができます。
ここが地上約50mの場所となります。
上まで上がりきった場所から見える景色です。
これは壮観!
撮影ポイントですよと案内にも表示してありました。
広くはないので、あまり長居はできません。
螺旋階段をくるくると降りていきます。
下をのぞき込むと、少し怖いです。
螺旋階段の断面。
階段の途中にある窓から、それぞれ異なる光景を見ることができて楽しいです。
下へ降りてきました。
サグラダファミリアの内部は森の中のイメージで作られ、柱は木の幹や根に見立てられています。
設置場所や太さによって、材料や色がそれぞれ異なっているのだそうです。
枝分かれに見立てた柱上部は、デザイン性のみならず、建物の重さを支える合理性も兼ね備えているとのこと。
天井の構造が見やすいように、鏡が設置してあります。
覗き込んで撮影する息子と、音声ガイドが指示する場所をキョロキョロと眺める私。
同じ場所に内部の模型も設置されていて、建築知識の詳細説明は、模型をを見ながら聞けるようになっています。
息子には必死に噛み砕いて説明してみましたが、ハード面の知識は知りたいなら調べれば分かるわけで・・・
この神秘性は、教会という性質からくるものなのでしょうか。
それとも、ガウディ独特のものなのでしょうか。
まるで生き物のよう。
建造物という固定概念を持ったままだと、少し頭が混乱してきます。
「見る」より、「感じる」方が良いみたい。
普通と異なり、祭壇が設けられていないという教会。
十字架にはりつけられたキリスト像。
50個のランプが吊るされ、麦、ブドウの装飾が施されています。
ガウディが生前に完成を見た、地下礼拝堂。
ここには、ガウディが埋葬されているそうです。
ステンドグラスから差し込む光の美しさにも、息を飲みます。
教会の東側は、清々しい朝日をイメージしたブルー系。
西側は、心癒す夕日をイメージした赤系。
ガラスの色も、自然界を取り入れた色分けがなされていました。
「生誕の門」の対面に位置する「受難の門」にある、「福音の扉」。
この扉には、キリストが亡くなる2日前の出来事が全て彫り込まれ、特に重要な箇所は金色になっています。
この扉だけでも圧倒的な迫力!
併設ショップでは、この扉を切り取ったポストカードも数種類販売されています。
息子が買ってました。
「受難のファサード」。
「生誕のファサード」とは対照的に、装飾がほとんど見られません。
中央は、十字架にかけられ死んでいるキリストです。
イエスの右足元には頭蓋骨が。
これは「死」をイメージしているものなのだそうです。
中央は、キリストの使徒たちのリーダー・ペテロが、自分を恥じているところ。
説明によると、師キリストを知っていることを3度も否定した、のだそうです。
左側の3人の女性は、「3回の否定の象徴」なのだとか。
んー、ここらへんは理解が難しく、よって説明もおぼつきません。
申し訳ない・・・。
じっくりと見学を終え、併設ショップで買い物を済ませた私たちはこの後
サグラダファミリアと向かい合う位置に建つ、サン・パウ病院を目指して歩き始めました。
次回は、サン・パウ病院をご紹介します。
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